乗り捨て・ワンウェイとは?乗り捨ての安いレンタカーはどこ? | Shizutabi レンタカー

乗り捨て・ワンウェイとは?乗り捨ての安いレンタカーはどこ?

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乗り捨て・ワンウェイレンタルとは?

レンタカーにおける乗り捨て、または「ワンウェイレンタル」とは、借りる店舗と返す店舗が異なるレンタルのことを示します。レンタカーは、借りた店舗で返すことが多いですが、そうではなく、借りた店舗まで戻らず、別の店舗で返すということです。

例えば、行きは鉄道を利用したので駅からレンタカーをレンタルし、帰りは飛行機を利用するので空港で返却するケースがそうです。また、別の例では、東京で車を借りて、大阪で車を返す場合もワンウェイになります。

乗り捨てのメリット

自分の旅行や仕事のスケジュールに合わせて、レンタカーを利用できる点においてはとても良いシステムです。また、往復移動の場合、ワンウェイレンタルにすれば片道の運転だけでよいので、運転の時間とそれに伴う疲労を減らせるという点も良いですね。行きは車で移動して、帰りは新幹線や飛行機で移動するということも可能なのです。

乗り捨てのデメリット

乗り捨てに料金がかかる点(乗り捨て料金)がデメリットです。乗り捨て料金は、短距離において、多くのレンタカーでは、店舗間が20km圏内の範囲までは無料ですが、それ以上になると長距離になればなるほど高額になります。また別の都道府県で返すと、距離に関係なく乗り捨て料金が発生する場合もあります。この料金設定はレンタカー会社によって異なりますが、いずれにせよ、東京で借りて大阪で返すような長距離の場合、数万円以上かかります。

レンタカー会社または、同じ会社でも店舗によっては、乗り捨てができない場合もあります。地方運営で一店舗しか持たない会社は当然として、全国展開していないレンタカー会社は、店舗がある地域内のみに限定されるか、または乗り捨て自体ができません。そのほか、格安レンタカーは、乗り捨てのサービスを行っていません。

ワンウェイレンタルのシュミレーション

次にワンウェイレンタルの具体例をいくつか見ていきましょう。

レンタカーアイコンタイムズレンタカー
羽田空港店→成田空港店
(24時間ワンウェイレンタル)
料金合計:17,160円(会員料金・安心補償を含む)
ワンウェイ料金:8,800円
*コンパクトカーをレンタルしたケースを想定。

ここではタイムズレンタカーを1日レンタルして羽田で借りて成田で返す例を見ていきます。上記は会員割引で利用した料金ですが、1日の料金は17,160円、これは乗り捨て料金を含めた金額です。タイムズレンタカーの乗り捨ては20kmまでは無料、50kmまでは4,400円、100kmまでは8,800円です。羽田空港と成田空港は約77kmの距離なので、50km~100kmまでで8,800円になります。

別のケースでは長距離の乗り捨てのケースを見ていきましょう。

レンタカーアイコンタイムズレンタカー
羽田空港店→関西空港店
(24時間ワンウェイレンタル)
料金合計:56,760円(会員料金・安心補償を含む)
ワンウェイ料金:44,000円
*コンパクトカーをレンタルしたケースを想定。

この場合、1日レンタルでも50,000円以上に及び、その大部分は乗り捨て料金の44,000円が占めます。この場合も同様に、タイムズは50kmごとに4,400円が加算されていきます。羽田と関西空港間は500km以上の距離があり、4,400×10(乗り捨て)=50×10(距離)となり、この値段になります。ちなみにこれは乗用車の料金なので、ミニバン、SUV、トラックを利用する場合は、これ以上の料金がかかります。

ワンウェイを利用すると料金が高くなる

これはどのレンタカーにも言えることですが、基本的に乗り捨てを利用すると乗り捨て料金が加算されるため、料金が高くなります。上記いずれのケースも、乗り捨て料金が合計金額の40%以上を占めており、羽田関空の例では実に77%を占めます。逆に借りた店舗で返すのであれば、上記、タイムズレンタカーでは24時間を8,360円で利用できます。

ワンウェイをもっと安く利用できないのか?

乗り捨てを安く利用するには2つの方法があります。乗り捨ての安いレンタカーを利用する、片道専用のレンタカーを利用する方法です。

トヨタレンタカーの乗り捨て

レンタカーアイコントヨタレンタカー
羽田空港店→成田空港店
(24時間ワンウェイレンタル)
料金合計:16,159円(会員料金・安心補償を含む)
ワンウェイ料金:5,500円
レンタカーアイコントヨタレンタカー
羽田空港店→関西空港店
(24時間ワンウェイレンタル)
料金合計:53,449円(会員料金・安心補償含む)
ワンウェイ料金:42,790円
*コンパクトカーをレンタルしたケースを想定。

大手レンタカーの中では、トヨタレンタカーは乗り捨て料金が安いことで知られています。上記の比較では、羽田成田間ではタイムズの8,800円に対し5,500円で3,300円安くなります。トヨタは会員割引を利用しても基本料金は高いものの、乗り捨て料金が安いので、合計金額では、タイムズの17,160円よりも1,001円安い16,159円です。長距離の羽田関西空港間のケースでは、タイムズの44,000円に対しトヨタは42,790円です。差額は1,210円です。合計の金額では、3,311円安くなります。ただ、長距離となると、さすがにトヨタでも料金自体は高額です。

そのため、乗り捨て料金を少しでも安くしたければ、トヨタレンタカーを利用するのは良い選択肢だと思います。

トヨタレンタカー(乗り捨てプラン)を検索する

トヨタの片道GOを利用する

トヨタでは、片道利用を前提としたサービス「片道GO」を提供しています。これは特定の店舗間を格安料金で利用できるシステムで、これを利用すれば、通常の料金よりも大幅に安い料金でレンタカーが利用できます。具体例をあげていきます。

レンタカーアイコントヨタレンタカー片道GO
羽田空港店→静岡
(静岡県内のトヨタレンタカー店舗のいずれか)
24時間:2,200円+安心補償1,650円
=3,850円
48時間:4,400円+安心補償3,300円
=7,700円
レンタカーアイコン片道GOを利用しない通常利用の場合
(会員料金で表示)
24時間:27,861円
ワンウェイ料金:15,400円
*コンパクトカーをレンタルしたケースを想定。

料金は24時間と48時間があり、前者が2,200円、後者が4,400円です。また免責1,100円(1日)、安心Wプラン(1日)、1,650円いずれかにも加入することができ、これに加入すると、24時間3,850円、48時間7,700円で利用できます。片道GOのメリットはなんといっても料金の安さです。上記のような東京→静岡の片道レンタルの場合、24時間の利用では、通常料金約10,000円+乗り捨て15,400円なのに対して、片道GOの場合、その半分以下の料金で利用できます。割引率で考えると8割を超え、破格の安さです。安くレンタカーを利用したいのであれば、利用しない手はないでしょう。

なぜこんなに安く利用できるの?

あまりにも安すぎるのは何か問題があるのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。オンボロの中古車を利用するのではなく、ちゃんとした車ですし、前述したように免責と安心補償のサービスにも加入できます。もともと、海外では一般的なサービスで、それが日本でも始まったという形です。乗り捨てられたレンタカーは、その会社の従業員、もしくは専門の業者が、元の借りたお店に戻す車両の回送を行っています。これはレンタカー会社にとって多額のコストがかかるのですが、それを片道で利用したい利用者に有料で利用してもらって、返してもらうというのがこのサービスです。これは、回送が必要なレンタカー車両と、片道でレンタカーを利用したいユーザーとをマッチングさせ、その回送にかかるコストを削減するのが目的で、会社にとっても利益があります。それが格安で提供できる理由でしょう。

もっとも、そういった理由があるにせよ、通常のレンタカーと比べて利用にはいくつかの制限があります。下記に上げていきます。

・トヨタレンタカーのサイトで予約できない。専用のウェブサイトから

片道GOは、ネットで予約ができません。専用のウェブサイトに貸し出する店舗と返却するエリア、車種と利用可能日時、貸出店舗の電話番号が表示されます。その中から自分が利用したいものを選び、電話番号に電話して予約する形になっています。

・特定の店舗と特定のエリアの区間にのみ限られる

具体的には北海道エリア内、東北エリア内、東北⇔関東、関東⇔中部、関西エリア、中部⇔関西エリアと九州エリア内です。また特定の店舗からという指定があり、自分の借りたい店舗から返したい店舗へと利用することはできません。返却する店舗については、特定のエリアの中から店舗を指定できるので、ある程度自由はあります。例えば…

「トヨタモビリティサービス羽田空港→トヨタレンタリース京都」と表記してあれば羽田空港店からトヨタレンタリース京都(京都府内)で返却できる店舗を選択します。返却できるのは、京都府内のトヨタレンタカー店舗ではなく、具体的には京都市内とその周辺の一部に限られます。

・利用時間は24時間と48時間のみ、超過した場合は通常の料金が請求される

利用時間は、前述したとおり24時間~48時間です。6時間やそれ以上の長期レンタルはできません。また、指定したレンタル時間を超過すると、通常料金が請求されるので、利用時間は厳守する必要があります。例えば、上記の例の羽田空港→静岡間を24時間で利用し、レンタル時間を超過した場合、3,850円ではなく、差額の24,011円+超過した時間分の料金が請求されるということになります。

・オプションで追加できるものと、できないものがある

オプションで追加できるのはETCカードのレンタルです。一方で、スタッドレスタイヤ指定、チャイルドシートなどの特別装備品はできません。ただし、スタッドレスタイヤは、利用する車によっては前の利用者が利用していたため、返却まで装着されている場合があります。

予定の変更、返却店舗の変更は通常料金を請求

途中で予約を変更することは可能ですが、その場合、通常料金分を請求されます。

・割引は利用できない

会員割引やカード割引といった割引は一切利用ができません。

トヨタ片道GOの詳細はこちら

カタレン

トヨタ以外で、ワンウェイレンタルを安く利用できるサービスとして、カタレンというサービスがあります。このサービスは乗り捨て料金0円で、特定の店舗間を通常料金のみで利用できるというサービスです。

レンタカーアイコン東京⇔カタレン⇔大阪24時間:10,000円+安心補償1,650円
=11,650円
48時間:17,000円+安心補償3,300円
=20,300円
レンタカーアイコン東京駅⇔カタレン⇔成田空港
(首都圏内の利用)
3,900円~4,900円+安心補償1,650円
=5,550円~6,550円
(ガソリン代込み、日中、夜間乗り放題)
*首都圏の利用では、上記以外に店舗ごとに別のプランあり。*コンパクトカーをレンタルしたケースを想定。

カタレンには東京大阪および東京名古屋間のプランと、首都圏の成田空港と都内などの一部の店舗間で利用できるプランの2つがあります。前者は、例えば24時間で11,650円で、料金こそ大手レンタカーと大差ないものの、乗り捨て料金は0円です。トヨタレンタカーで、乗り捨て料金が4万円かかるのを考えると、とても安いプランでしょう。

後者は成田空港から都内もしくは首都圏の一部の店舗間で利用できるもので、店舗ごとに料金が異なるものの、1例では日中(9-20)、または夜間(18-12)で、乗り放題で5千円~6千円で利用できます。東京成田間の場合、乗り捨てだけで5千円以上かかることを考えると、これも通常のレンタカーよりも安いかがわかると思います。

カタレンの詳細はこちら

まとめ 乗り捨てと制約は多いが安く利用できる片道レンタカー

以上をまとめると、ワンウェイ(乗り捨て)は借りた車を別の店舗に返すことを示し、乗り捨ては、借りた店舗に返す場合と比べて料金は高くなり、それは長距離になればなるほど、高額になります。一方でトヨタの片道GOやカタレンなど、片道利用を専門に扱うサービスもあり、多くの制約はあるものの、それらを利用することで乗り捨てにかかる料金を大幅に節約できます。

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